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第10回 - ザ・ペンフレンドクラブ

[All Time Favorite Girl Groups Songs Best 10は、 ガールグループ、ガールシンガーから、好きな曲を10曲選んで紹介するコーナーです]

今回は、4月16日に1stアルバムが発売になるザ・ペンフレンドクラブの女子メンバー皆さんに、数曲ずつ選んでいただきました。
最初にいただいたタイトル・リストを見たら、ジャンルも時代もそれぞれ違っていて、ほんと様々なので驚きました。 これまで聴いたことがなかったアーチストや曲も、あとから皆さんのコメントを読んで思い入れなどを知ると、その曲を過去に体験していないわたしでも、ぐっと気持ちが曲に近づくものだなあ、あらためて思いました。(オノタカコ)



こんにちは。ザ・ペンフレンドクラブのリーダーの平川雄一です。いやあ...僕が10曲選んでいればこのような滅茶苦茶な結果にはならなかったのですが...女として生まれなかったことを後悔しています...。これがペンフレンドクラブの内情、実情です...。俺以外にロクにロネッツも聴いちゃいねえ...。なにが「60年代中期ウェストコーストロック」バンドやねん...。いや、ただですね、西岡利恵、ヨーコ、向井はるか、中川ユミの選曲とコメントを見るにつけ、其々のジャンルの中でのマニアックさと個人的な「本気で好き」な感じが出ていて、それはそれでいいのではないでしょうか。逆に「ペンフレンドクラブらしさ」が出ていたりして...(無理矢理)。ちなみにドラムの祥雲貴行(貴子)の選んだガールズソングは「愛の病/aiko」「さよならの向こう側/山口百恵」「So Far Away/Carol King」でした。貴子、一人だけコメントできずに寂しそうだったのでここで発表させてただきました。笑

※曲名下の小さなバナーをクリックすると、YouTubeで同曲を視聴できます。また購入可能なストアにリンクしています。

涙の森の物語 / 中村晃子 (’69)
アマゾン

この曲は「そのあーさあぁはぁん 野あざみがあーんぁ」というドスのきいた歌唱法と、初めての恋に悩む白鳥という少女まんがのような歌詞のギャップが素晴らしいです。 ちなみに映画「GSワンダーランド」で栗山千明が歌っていた曲でもあります。(中川ユミ)


クールな恋 / オーロラ3人娘 (’69)
 -  アマゾン タワーレコード

原曲はGSのザ・ゴールデンカップスの名曲です。アニメ「巨人の星」で星飛雄馬の恋人がセンターを務めるアイドルの曲として使われています。 この曲最大の聴きどころは、「しゃらららら」という怪電波のようなコーラス。 増山江威子さん(ふ〜じこちゃん)の色っぽい歌唱も素敵です。(中川ユミ)


There Is an End / Holly Golightly & The Greenhornes (’05)
 -  アマゾン タワーレコード

元ヘッドコーティーズのホリーが歌う物悲しくて儚い曲。気だるくて不安定な声がのっかってかっこいい。この人の声が好きです。ジム・ジャームッシュの映画ブロークン・フラワーズの曲として知られてるみたいですね。 (西岡利恵)


The First Plane Home / Thee Headcoatees (’91)
 -  アマゾン タワーレコード

ガレージ好きに有名なヘッドコーツをバックに歌う女性達です。この曲はキンクスのカバー。荒々しすぎず、かわいらしすぎず、絶妙にちょうどよくて気に入ってます。B級音楽に価値を見出す層は必ずいるはずだけど、不完全な良さを求めるほど、寧ろぴったりと自分好みな音に出会えることって少ない。(西岡利恵)


ルージュの伝言 / 東京ブラススタイル (’06)
 -  アマゾン タワーレコード

原曲の軽快さを残し、無条件にテンションが上がる、女の子に生まれて良かったとすら思えるアレンジ。『ガールズ○○』と銘打つ以上は思い切り可愛い衣装とメイクでハレの日感を出すべきと思うけど、まさにそれを安定したスキルも持ち合わせた上でこなす彼女達。男性ファンのみならず、地味なブラバン女子もメロメロさ!ペットのユニゾンもハモりも気持ち良い〜(ヨーコ)


Z・刻を越えて / 鮎川麻弥 (’85)
 -  アマゾン タワーレコード

ペンクラもカバーしてるニール・セダカ作曲の機動戦士Zガンダム第一期OP。ニールの原曲に80'sらしいアーバンさが加わってバリバリの始まり感。硬質だけど色っぽい声がメカにもよく合います。宇宙の孤独をも感じさせる秀作。(向井はるか)


美衝撃 (ビューティフルショック) / 太田貴子 (’85)
 -  アマゾン タワーレコード

雨の中傘や合羽を纏った10万の観客を前に、ファイナルコンサートでクリーミーマミが歌う2曲目がこれ。アイドルらしいひたすら可愛い曲です。伝説的最終回は、SFとしても魔女っ子アニメとしても群を抜いたクオリティ。幼少時にこれを観て歌手って最高、と悟った原点ソング。(向井はるか)


Keep Your Big Mouth Shut / Delmonas (’86)
 -  アマゾン タワーレコード

バックで演奏してるミルクシェイクスの音が元々好きなんですが、女性達が加わったこのデルモナスもかわいくてかっこよくて、正しく不完全。これはエリス・マクダニエル(ボ・ディドリー)の曲ですが、女性ボーカルでカバーする新鮮さとスカスカな演奏も好きです。(西岡利恵)


夜な夜な夜な / 倉橋ヨエコ (’02)
 -  アマゾン タワーレコード

地味でモテない根暗女子のバイブル的一曲。「夜は自己嫌悪で忙しい 夜は自己嫌悪で忙しいんだ 反省文 反省文 反省文 提出します」というハイレベルな歌詞に、懐かしさと斬新さを併せ持つ曲調。そしてさすがは音大出身の泣く子も黙るピアノの上手さ。強烈な個性を放つ名曲(迷曲?)達は突然の廃業から6年経った今でも鮮やかに且つ何故か前向きに地味系女子の心に残っている。(ヨーコ)


Best Friend / キロロ (01)
 -  アマゾン タワーレコード

高校の卒業式に歌ウマツートップ男子がこの曲を歌うことになり、何故か私が伴奏を頼まれる。数年後それを覚えていてた同級生が「知合いがピアノを弾ける人を探している」と声を掛けてくれたことがきっかけで初めてバンドというものに関わり、そこで知合ったのが平川先生とりえさん。当時はまさか一緒に活動することになるとは思っていなかったので、この曲に出会っていなければ今ここにいなかったといっても過言ではない特別な一曲。(ヨーコ)



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