Myrmidons Of Melodrama /
The Shangri-Las
VSCD5344(2005)/ ライナー by オノタカコ
シャングには、他のガールグループにはないweird(奇妙な)ドラマチックさがあります。特に歌が上手いわけでも、コーラスが素晴らしいわけでもなく、
シャングの魅力はこの「weirdなドラマチックさ」に尽きると思う。
ラジオ番組出演時のスポットCMなども収録されてたり、当時の宣材用ポスターや、アナログ版ジャケなどが載ってるインライナーは、
愛のこもった丁寧な作りになっていて、
数あるベスト盤の中で、このベスト盤は発売当時シャング・ファンからとても評判がよかったとか。
たっぷり32曲79分。
4人が全員が映っている写真をジャケットにしてるのもポイントが高いね。ベティ(ジャケ写、一番左。
リードボーカルのメアリーのお姉ちゃん)は、病弱であまりライブに参加しなかったし、写真嫌いだったこともあって、
一緒に写ってる写真が少ないから。
あえて言いますが、シャングはメアリー&ベティのワイス姉妹と、
双子ちゃんのメアリーアン&マージのガンサー姉妹から成る4人組です。(オノタカコ)
The Shangri-Las - Give Him A Great Big Kiss
きっと当時、少年デビッド君やジョニー君(ニューヨーク・ドールズね)は、こんなシャングをTVで観て、ハート打ち抜かれちゃったんだろうね。
にしても、こんなにハツラツとして可愛いくて、振付けだってアイドルっぽいのに、不良グループと言われてた
(イギリス入国を断られたことがあると何かで読んだことがある)だなんて不思議。
ベティ姉ちゃんのバングス(前髪)がスゲー可愛い。
下記ショップなどでご購入いただけます。 (参考価格2,700円)
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The Girl Group Sound : 25 All Time Greatest Hits From Red Bird /
Various Artists
VSCD5314(2005)/ ライナー by オノタカコ
レッド・バードと、姉妹レーベルのブルー・キャットで活躍したガールズたちのコンピ盤。
どちらも全盛だったのはほんの数年で、たしかにこの路線だけでいくならば、
長続きしなかっただろうなあと思うものの、短い期間に放ったヒット曲はどれも珠玉です。
実は、わたしにとってガルブラ最初のライナー。どんな風にライナーを書いたらいいかわからなかったので、
友人に宛てたお便り風に書いていて、ちょっとハズカシイです。久しぶりに聴いてみて、
わたしにとってベスト・チューンはグッディーズの「The Dum Dum Diddy」。
シャングリ・ラスも歌ってるけど(たぶん同じオケ)、シャングよりもグッディーズの方が、
勢いも茶目っ気もあって好き。カップリング曲だった「Sophisticated Boom Boom」(グッディーズの公式リリースはこの2曲のみ)も
収録して欲しかったなあ。(オノタカコ)
The Goodies - The Dum Dum Ditty
シャング・バージョンとは、1番2番の歌詞が入れ替わってたり、「dum dum」じゃなく、シャングは「run run」
と歌ってたり、などの違いがあります。
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下記ショップなどでご購入いただけます。 (参考価格2,376円)
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Girls! Girls! Girls! : 25 All-Time Classics Girls /
Various Artists
VSCD5316(2005)/ ライナー by 柳川知生
うひゃー、楽曲リストを見て驚きました。このコンピ盤すごいです。断言しますが、ガールズ初心者は、
これと、あとフィレス(ロネッツ、クリスタルズ等)のコンピとモータウン女子(マーサ&ザ・ヴァンデラス、スプリームス等)のコンピ盤を買っておけば、とりあえず今後どの方向にも行けるんじゃないでしょうか。いや、マジで。
ざっと収録アーチストを紹介すると、①リンダ・スコットやマーシー・ブレインのアイドル系、②シレルズやシフォンズのメジャー正統グループ、
③エンジェルスやマーメイズ、パリス・シスターズの白人グループ、④ノーザン・ソウル系のイヴォンヌ・キャロルやキャンディ&ザ・キッシズやサファイヤズ、
⑤バーバラ・メイソン、バーバラ・ルイス、マキシ・ブラウンなどの本格的ソウル系、⑥ドゥワップのキャシー&ザ・イノセンツ、
⑦そして、レッドバード・レーベルのシャングリ・ラスやジェリー・ビーンズ、ディキシー・カップスなどなど、全25曲。
どんな基準でチョイスしたんだろう。
さらに、上記以外で特にびっくりしたのはバーバラ・リンです。彼女は女性ギタリストのパイオニア。
ギター弾きながら歌う姿がめっちゃカッコいいんだけど、
ブルース寄りの人なので、ガールズ物のコンピにはまず収録されないですよ。(オノタカコ)
Felice Taylor - It May Be Winter Outside (But In My Heart It's Spring)
わたしのお気に入りは、この曲、フェリス・テイラーちゃん。
ダイアナ・ロスに似たスイートボイスだけど、ダイアナよりも中音が強いロリ声で可愛い。
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下記ショップなどでご購入いただけます。 (参考価格2,376円)
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Sex And The '60s /
Various Artists
VSCD5335(2005)/ ライナー by オノタカコ
'60年代のセクシー系(?)映画の主題歌やCMソングをコンパイル。
映画予告編の音声を(ナレーション含む)丸ごと、なんてテイクもあります。
その映画やCMを観たことがなくて曲を知らなくてもまったく問題なし。(わたしもほとんどの映画が未見です)
少しモンドでゴージャスな音楽。「'60年代の気分」をガッツリ味わえます。
Edie Adams for Muriel Cigars (1965)
エディ・アダムスによるミュリエル・シガーという葉巻のCM。当アルバムには、エディ・アダムスの別の曲(ミュリエル・シガーのCMソング)が収録されています。
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下記ショップなどでご購入いただけます。 (参考価格2,484円)
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