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第3回 - JUICY
[All Time Favorite Girl Groups Songs Best 10は、ガールグループ、ガールシンガーから、好きな曲を10曲選んで紹介するコーナーです]

バンドだったりソロだったり、DJだったりグラフィックデザイナーだったり、誰かの横でタンバリン叩いてたり、フルート吹いたり、ギターで弾き語ったりと、 フレキシブルに活動し続けるJUICYさんのチョイスは、王道ガールズを押さえつつ、クラシック・スカからソフト・ロック、ニッポン・ガールズまで、やはりフレキシブルでした。

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短くも長くもないわたくしの人生ではございますが「All Time Favorite〜」ということですので、主にミドルティーンからハイティーンの頃までに出会った音源の中から体に染みこんだものばかりを選んでおります。というわけでかなりベーシックではあると思うのですが、その後さらに広くおいしいところを求めて旅に出る直前の「ルーツはぎゅっとしてるけど、ここからの展開が利く感」が出た選曲となったようにも思えます。順不同です。

※曲名下の小さなバナーをクリックすると、YouTubeで同曲を視聴できます。また購入可能なストアにリンクしています。


Shout / Lulu & The Luvvers ('64)
 -  アマゾン タワーレコード HMV

ちょっとハスキーで無茶苦茶なパンチ力、それでいて若さがあって可愛い声。大きな目と愛嬌満点の少しずんぐりなスタイル。ついでにボリューミィな外巻きカール!しかも英国だもの。スーツの男のコをゴキゲンに踊らせちゃう15歳の女のコだなんて無敵!


It's Hard To Say Goodbye / Claudine Longet ('68)
 -  アマゾン タワーレコード HMV

押しつけがましさのない仏語訛りの儚いヴォーカルで益々際だつ歌詞と極上メロディー。ピアノとストリングスが染み入る日本人キラーの下降コード。ひたすらに美しい。あっ大変!!キラーとか書いちゃったけど、彼女実際76年に人殺しの疑いで有罪判決受けてますからね。その後今日まで表舞台に立つこともない人生。日本で例えると誰だろう??


My Boy Lollipop / Millie ('64)
 -  アマゾン タワーレコード HMV

真っ赤な紙を破いてジャマイカから飛び出した、天真爛漫低身長ちょっと舌足らずがかわいいMillie!実は録音時点で17、8歳。その筋の方々は騙されないで。オリジナルの方も数あるカヴァーも悪くないですが、Millieはアルバム単位で総合的にGOOD。勝負するとしたらfromジャパン!でリアルろりの梅木マリちゃんかな。


Time Is On My Side / Irma Thomas ('64)
 -  アマゾン タワーレコード HMV

一般的には『ニュー・オリンズのソウル・クイーン』のこの曲がありならあれもこれもだろ!との意見が脳内で飛び交いますが、曲がもし「Break-A-Way」だったら「ま、いっか」ってなるんだろ?って君がテレパシーで飛ばしたから、今日はアーマ記念日。個人的に大事に思っている曲なのだ。


Don't Stop Now / Annette ('63)
 -  アマゾン

ビーチ・パーティしまくりソーセージ焼きまくり時代のアネットのサーフソングはカヴァーも含めどれも良いですが、あえてのこの曲。決め手はイントロ、間奏、曲間ずっと後ろで鳴ってるギターの音ですよ。スタジオミュージシャンでしょうか?とにかく・・・・・・加減がすごく・・・・・・イイ。

※当曲はYouTubeで見つからなかったため、 ビーチ・ムービーでいつもアネットとコンビを組んでいたフランキー・アヴァロン・バージョンの動画がリンクされています。 (アネットも最後の方で映っています)なお、当アルバムCDは現在廃盤です。
Stop! In The Name Of Love / The Supremes ('65)
 -  アマゾン タワーレコード HMV

Stop!の手ぶりが世界一決まる曲。(次点は「Stop! 落書き」)モーレツショウビズシンガーがまだ牙をむく一歩手前で猫をかぶってるさまが、今となってはスリリングで怖い!もしもまだ映画版「Dream Girls」観ていない仔猫ちゃんがいたら、ここは素直に観るといいと思うの。


トランジスター・シスター / ベニ・シスターズ ('62)
 -  アマゾン タワーレコード HMV

本来単なるラジオ好きの妹の歌なのに、トランジスター"を"ちっちゃい"、"シスター"を"きょうだいなのよ"と無茶な解釈で盛り込みタイトルの意味をクリア、あとは「トランジスター・シスター わたくしたちは♪」とフリーダムにグループ紹介的な曲に仕立て、後半はどさくさに紛れ「シスターズ」と複数形に。でも奥ゆかしさも感じられる憎めない日本代表。


Maybe / The Chantels ('57)
 -  アマゾン タワーレコード HMV

最初のバンドでカヴァーしてたってだけで思い入れが4割増しのランクイン。普通にいい曲ですよね。でも本当はThe Shangri-Lasヴァージョンのほうがきゅんとするし、アルバムのほかの曲もフツーかな〜。それだけでなく「Maybe」のヒットで作った次のシングル「Every Night」とか似すぎて狙いすぎに興ざめ〜。ってdisってばっかりか!!


Dancing in the Street / Martha & The Vandellas ('63)
 -  アマゾン タワーレコード HMV

男女問わず、ニュースタイルのダンスについて歌った曲や背骨がずれるまで踊り明かそうみたいなだけの曲は、どーやっても踊れるように作らざるを得ないわけで大抵ゴキゲンですよね。改めて聴くと、コーラスワークもさりげなくひと捻りしてあって余計に楽しめます。


Sophisticated Boom Boom / The Shangri-Las ('65)
 -  アマゾン タワーレコード HMV

モートンPの真骨頂、十代の暗い影的コンセプト直系の怖すぎる曲群から、普通のガールズグループ然でキャッキャウフフ☆WA!している曲群まで、幅広い表情が楽しめるThe Shangri-Las。この曲はやけにジャジーでクール。でもひんやり可愛い声に似合ってる。ガールズ・グループの中でも異色な彼女たちの異色シングル、私の中では常に特別扱いです。






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