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第5回 - オノタカコ( ザ・ブーツ)
[All Time Favorite Girl Groups Songs Best 10は、ガールグループ、ガールシンガーから、好きな曲を10曲選んで紹介するコーナーです]

諸事情により、今回はわたし、オノタカコによる選曲です。
こんな難問を、これまで気軽に人様にお願いしていたなんて、ほんと申し訳なかったなぁと感じ入りながらの選曲でした。 全体的に、メロディー重視の選曲になったと思います。

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GO-GO 3をやっていた頃は、「ガールグループがガールグループ好き」なんて、フツーすぎるわ、というヒネクレ者だったので、あえて男子バンドの曲ばかり選んでカバーしていました。でも、ザ・ブーツを始めてからは、ロネッツやらシャングリ・ラスやら大いにカバー出来て楽しいです。今回は、大好きだけど自分はカバーしないだろうな、出来ないだろうな、という曲を中心に選んでみました。やっぱりヒネクレ者かな。


※曲名下の小さなバナーをクリックすると、YouTubeで同曲を視聴できます。また購入可能なストアにリンクしています。


Little Boy / The Crystals ('64)
 -  アマゾン タワーレコード

ガールズを聴き始めた頃、ロネッツを何曲か聴いたくらいじゃ、解説を読んでも「ウォール・オブ・サウンド」てのがよくわかんなかった。でもこの曲を聴くと、音がどんどん重なり「音の壁」となっていくのが、少しわかってきたのでした。ララ・ブルックスのリードVo.としても好きです。


Paradise / The Ronettes ('65)
 -  アマゾン タワーレコード

海辺なSEから始まって、徐々に高まってゆく感じがドラマチックで好き。フィル・スペクターがロネッツにご執心の時期を過ぎて、他の人にプロデュースを任せるようになった頃のナンバー。シャングもこの曲やっているから、発売はロネッツの方が先だけど、シャング版の方が有名かもしれないね。


May My Heart Be Cast Into Stone / The Toys ('66)
 -  ヴィヴィドサウンド アマゾン

プロデューサーであり、ソングライターのサンディー・リンザー&デニー・ランデル節炸裂のビート・ナンバー。曲もアレンジも歌うバーバラ・ハリスも最高。ちょっとくらいクサクサしていても、聴けば気持ちがパッと晴れていきます。


We Were Lovers (When The Party Began) / The Exciters ('64)
 -  タワーレコード HMV

昔からこの曲が好きでした。どうして好きなんだろうと、あらためて何度も聴いてみたものの、わかんなかった。ブレンダ・リードのややハスキーでパワフルな歌声が素晴らしいってことだけじゃなくて、やっぱり曲がいいんだよね。


When You Walk In The Room / Jackie De Shannon ('63)
 -  アマゾン HMV

イントロから2小節ごとに楽器(音数)が増えていき、歌に入ってからもストリングスやコーラスが重なって、続いていく高揚感にいつもクラクラします。ジャッキーは優れたソングライターでクール・ビューティーで歌が上手で、こんなに恵まれていたらきっと私生活は不幸だったに違いないわ、などと勝手に妄想してしまうのでした。


He's Sure The Boy I Love / Darlene Love ('63)
 -  アマゾン タワーレコード

クリスタルズ名義の曲だけど、「He's A Rebel」同様、歌ってるのは、ダーレン・ラブ&ザ・ブロッサムス。出だしからダーレン節が炸裂するゴキゲンな曲。クリスタルズ本来のリードVo.ララちゃんガンバレ!って思っていても、こういう曲はやっぱりダーレンに軍配上がっちゃうわね。


In My Lonely Room / Martha & The Vandellas ('63)
 -  アマゾン タワーレコード HMV

イントロからグッとくるモータウンの曲たち。特にツボにハマることが多いヴァンデラスから1曲挙げるならこの曲。ヴァンデラスって、'60's英国男子バンドに数多くカバーされてるけど、イントロを聴けば、やりたくなっちゃうバンドマンの気持ちわかるもん。


Tonight's The Night / The Shirelles ('61)
 -  ヴィヴィドサウンド タワーレコード HMV

10代の頃のわたしにとってガールグループとは、ロネッツでもシャングでもヴァンデラスでもなく、シレルズこそがガールグループでした。初めて彼と過ごす夜にドキドキしながら飛び出していく感じがたまらんちんなのです。


The Train From Kansas City / The Shangri-Las ('65)
 -  ヴィヴィドサウンド アマゾン タワーレコード

ブーツがライブでやってる「Heaven Only Knows」と迷ったけど、こっちにしました。理由はロックンロールだから。当時のガールグループで、ポップスでもソウルでもなく、ロックンロールな曲は多くないよね。カッコよくカバーしてるバンドいないかな。


Propose / Sheena & The Rokkets ('81)
 -  アマゾン

変則ですが、ふとシナロケも入れちゃえと思いまして、シナロケに好きな曲はいろいろあるけど、この曲は糸井重里氏による歌詞が抜群に好き。『♪横を向けばヨコ顔が、縦を向けばタテ顔が〜』ってとこ。シナロケは高校生の頃、よくコピーしてました。ボンバーなウィッグのせいか、ごくたまにシーナさんに似てるって言われます。




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